2019/05/23 企業向け

副業の導入にメリット、デメリット

副業の導入にメリット、デメリット
近年、働き方の多様化が進み、副業を許可する企業が増えてきました。 まだ副業を原則禁止としている企業の中には、周りの状況を見て副業を原則許可する方針に変えるべきか様子を見ているという企業も多いのではないでしょうか。
しかし、ただ世の中の流れに合わせて副業を許可するのは、良い判断とは言えません。 副業が適した企業と適していない企業もありますし、副業によるメリットが少なくデメリットが多いのであれば、許可するべきではないかもしれません。
そこで、企業にとって副業を導入するメリットとデメリットにはどのようなものがあるのかについてご説明します。 副業による企業へのメリットとデメリットを正しく理解し、自社で副業を許容するべきか判断してみてください。


①副業のメリット
従業員に副業を許可することによる、企業にとってのメリットにはどのようなものがあるのかを見てみましょう。
●従業員のスキルアップにつながる
従業員が他の企業に所属し他の仕事を経験することで、従業員のスキルが高まる可能性があります。 自社内では経験できない新たな仕事や全く別の仕事の手法を他の企業から学んでくれば、自社にはない技術やスキルを持つ従業員を得られます。
他の世界を知った従業員は視野が広がり、会社に大きく貢献してくれるでしょう。

●従業員の自主性が促され経営への意識が高まる
一つの企業に所属して定年までぶら下がって企業に一生お世話になる、という時代は終わりました。 これからは、自ら収入を増やすためにはどうしたら良いか考えなければならない時代です。
そこで生まれた働く考え方の一つが、副業です。従業員が自らの持つスキルや経験をどう活かし、どう使えば収入を上げられるかを考えて副業を行います。 すると、従業員たちの自主性が促され、経営への意識や関心が高まるでしょう。
自主性を持ち経営の意識が高い従業員が多い企業は、無駄を省き仕事を改善し利益を上げる力が高まっていくはずです。

●優秀な従業員を獲得するチャンスが広がる
企業が副業を許すということは、副業で新たな中途採用者を得る可能性もあるということです。 副業で自らを売り込んでくる中途採用者は、自らのスキルや実績を正しく知り、しかも、高いレベルであることが期待できます。 そのため、企業としても優秀な社員を得るチャンスなのです。

●従業員の収入が増え生き生きと働くことができる
従業員は副業をすることで自分のスキルや収入が上がり、自主性や経営への意識も高まります。すると、従業員は生き生きと働くことができるようになります。 これは、従業員だけのメリットではありません。従業員が生き生きと働くことで企業の生産性が上がるという、企業としてのメリットが得られるでしょう。


②副業のデメリット
副業には企業にとって様々なメリットがありますが、その一方で生じるデメリットを見逃してはいけません。

●仕事に支障をきたす
人がこなすことができる仕事量は一定です。 本業の仕事をしながら他の仕事をするのですから、当然副業をする従業員の仕事量は増えます。 従業員のそれぞれが自分の仕事量を正確に見極めて、上手く本業と副業をこなすことができれば問題はありません。 ところが、そうではない場合、本業の方に支障をきたしてしまうでしょう。 副業が忙しく本業で居眠りをしてしまう、ミスが多発するなどということになれば、生産性が落ちてしまいます。
そのようなことが起こらないように、副業を許可しても本業に影響が出ないように普段から指導しておかなければなりません。副業での労働時間も把握しておくべきでしょう。

●従業員の社外での行動により信用を落とす
副業をする社員が同じ業界内で大きなミスをしでかしてしまえば、本業の方の信頼も落としてしまうかもしれません。副業で犯罪を起こすなどということも考えられます。
そのような従業員の社外での行動により、本業の企業の信用を大きく失墜してしまうこともあるのです。
社員教育は、普段からしっかりと行っておかなければなりません。

●社外秘や個人情報の情報漏洩が起こる
副業をする社員が本業の企業の社外秘や個人情報を漏洩してしまうという危険も考えられます。そのようなことが起これば、本業側の企業の信頼は大きく崩れてしまうでしょう。
同業他社への副業は禁止する、普段から従業員へのセキュリティ教育を施しておくなどの対策が必要です。

●従業員の労働時間が法定労働時間を超える
副業を許可すれば、当然のことながら従業員の労働時間は増えます。 労働時間は企業ごとに算出するのではなく、副業をしていれば全ての企業での労働時間を通算して算出します。
例えば、A社で7時間、B社で3時間働けば、通算の労働時間は10時間です。 A社では7時間しか働かせておりません、B社では3時間のみです、だから、法定労働時間は超えていません、ということにはなりません。
副業の労働時間も含めた労働時間が、法定労働時間を超えてはいけないのです。
副業をしている従業員が法定労働時間内で働いているかを把握するため、副業先での労働時間も正しく把握する必要があるでしょう。


③まとめ
副業を許可することで、企業にメリットもありますがデメリットもあることがわかりました。
メリットは非常に魅力的なものですが、一方で情報漏洩や社会的信頼の失墜などのデメリットが生じると、企業の存亡が危うくなることもあります。
そうならないためにも、副業によるデメリットを正しく把握し、日ごろから対策を打っておくことが重要です。


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